★★★★☆ 著者:柳蒼二郎 出版社:学習研究社(文庫あり) 文庫(学研)⇒定価:756円 出版年月:2005年1月 ボリューム:433P
天正三年五月、 長篠の合戦場で産み落とされた赤子が、 細川家子飼いの乱波・丹波に拾われる。 その赤子はこめかみに大きなこぶを持つ異形の者であった。 名も無き赤子は、ただ「こぶ」とのみ呼ばれる。 酷薄非道な丹波は、こぶを飼う代償にその言葉を奪う。 さらに、異形の身の中に忍びとしての天稟を見出した丹波は、 過酷な試練をこぶに与え、己の奴撲として飼育した。 こぶ、十三歳の時、篭の鳥の運命が動く。 細川家当主忠興の直命によって、 妻・玉子(ガラシャ)の警護の任についたこぶは、天井裏を這う者となる。 女神の如き玉子の優しさにふれ、 凍り付いたこぶの魂はゆっくりと溶かされていく。 だが、そこに待っていたものは、あまりにも非業な運命だった…。 第七回歴史群像大賞受賞作。 (amazon.co.jpより)
日本史上有数の殺戮の舞台、長篠。 死と隣り合わせに生まれた子、こぶ。 その運命は。。。 続きを読む
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌
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