評価:★★☆☆☆ 著者:高橋直樹 出版社:祥伝社 定価:1995円 出版年月:1999年7月
江戸爛熟の田沼時代。 絹市場の置かれた上州藤岡の町は、 江戸豪商の買付け先として、急速な発展を遂げた。 好景気に浮かれる藤岡に、突如、幕府より絹糸改会所設置の命令が下る。 財政難に苦しむ幕府の、運上金取り立ての一環と見えた改会所。 しかしその裏には、 絹市場を独占する絹宿衆と、その利権を狙う在郷商人との対立の構図が。 金と欲の絹宿・新井喜兵衛は、 改会所を撤廃に追いこむべく、危険な賭けに出る。 一揆だ。 領主不在の西上州、幕府政治の矛盾に隠された無法地帯に、 煽動された農民は蜂起する。 しかし一揆を指導する者たちの心はひとつにあらず。 博徒名主、アジテーターの修験者、剛力の百姓、 みな別々のゴールをめざし、 数万に膨れあがった一揆勢とともに絹街道を驀進していった… 注目の気鋭が従来の「百姓一揆」観を覆す、新感覚時代小説。 (amazon.co.jpより)
一揆、 食べる者が無くなった農民たちが怒り爆発! というのが頭の中にあったイメージ。 続きを読む
テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌
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