★★★★★ 著者:野沢尚 出版社:幻冬舎(文庫版あり) 文庫(幻冬社)⇒定価:560円 出版年月:2005年4月 ボリューム:277P
首都大学文学部の研究室に勤めるシュウ。 卒論はフィッツジェラルド、恋人は風俗嬢の美加、 初めて殺した相手は肉親だった……。 新境地を目指す長編ミステリー。
優しくて脆い殺し屋が主人公の短編集。
首都大学文学部の助手として勤めつつ、殺し屋として別の顔を持つシュウ。 初めて殺した相手は、自分の父親。 親を殺した人間ほど殺し屋という職業に相応しい人間はいない・・・
殺し屋が主人公でありながら、アクションは終盤までお預け。 むしろ、実行に至るまでのプロセス(クライアントとの接触、心のやりとり)がメイン。 お気に入りは『シュート・ミー』 海岸でのエンディングシーンに鳥肌。 キス・オブ・ドライ・・・
著者はハリウッドでの映画化をもくろんだらしいけど、 むしろテレビ向きな感じがする。 1時間×2で一話完結みたいな。 シュウは藤木直人か稲垣吾郎? 成宮寛貴もいいかも。
各短編に登場するカクテルが鮮烈な彩りを添える。 キス・オブ・ドライ、アメリカーノ、ブラッディ・メアリ・・・ ネーミングの由来は、デートのときに使わせてもらってますた。
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文庫の文学青年っぽい表紙↑もいいけど、単行本↓の方がカッコイイ。
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