★★★★☆ 著者:東郷隆 出版社:集英社 定価:2730円 出版年月:2005年3月 ボリューム:563P
インド最大の殺人集団を描く壮大な歴史奇譚。 殺人スカーフを武器に代々世襲。 19世紀インドに実在した、史上最悪の殺人宗教団〈タグ〉。 最後の首領の恐るべき生涯を描く、渾身の歴史長編。 新田次郎賞受賞で再注目の異才がインド史の闇に挑む。 (amazon.co.jpより)
すごいです。 日本人にとって殆ど想像もつかない国、インド。 夢の国ガンダーラをすごいリアリティで書き出しています。
ムガル帝国の弱体化、割拠する地方軍閥、 混乱につけ込み勢力を広げるイングリ(イギリス人)。
女神カーリーの意を体現し、 硬直したカーストに穴を開けるため殺人を繰り返すタグ。 ポリシー、イデオロギーをもった殺人集団。
彼らの鎮圧に乗り出す、スリーマン大尉率いるイギリス東インド会社軍。
暗殺シーンもスリル満点ながら、迫力満点はイングリとの戦い。 インドの「表」を制し、「裏」にまで手を伸ばそうとするイングリ。 圧倒的な火力を有する彼らに対し、タグの勝ち目はあるのか・・・
異国情緒溢れ(生まれて初めてこのワード使います)、 迫力満点・スリル満点の活劇。 秋の夜長にぴったりの本。
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テーマ:歴史全般 - ジャンル:本・雑誌
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