★★☆☆☆ 著者:高橋直樹 出版社:講談社 定価:1631円 出版年月:1995年10月 ボリューム:229P
徒者として無頼の日々を送った戦国武将の存念を描ききった 「亀田大隅」ほか、「小林平八郎」「源三位頼政」を収録。 歴史の塵に埋もれた侍たちの誇りを圧倒的迫力で描く歴史小説集。 (amazon.co.jpより)
最後の戦国武将、その意地。 亀田大隈、最後の戦国武士。 柴田勝豊(柴田勝家の養子)の配下のいたずら者、偏屈者から、 家康に一目置かせる侍大将になるまで。 そして、死に場所を失った武士の最期・・・
「戦巧者」としての面目、名声へのこだわりなど、 戦国武士の生き様を余すところなく描いてます。
お家大事、滅私奉公の江戸のサムライと異なり、 己が大事、名声大事の戦国武士亀田大隈。 小林平八郎(吉良家家老)と対比するのも面白い。
平家に頭を垂れ続け、従三位を得た源頼政。 公卿にも平家にも侮られた彼の意地。 捨石にするはずの頼朝。 しかし、現実に捨石にされたのは・・・ 何時の間にか狂っていた計画。 誰がボタンを掛け違えたのか。
時代時代に異なれど、珠玉のサムライ残酷stories。
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