ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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おのれ筑前、我敗れたり
★★★☆☆
著者:南條範夫 出版社:文藝春秋(文庫版あり)
文庫(文春)⇒定価:580円 出版年月:2002年3月 ボリューム:311P

斎藤道三、滝川一益、吉川元春、宇喜多直家、丹羽長秀など全十二将、
いずれ乱世に生を受けながら、天下を手中に収めえなかった者たち。
なぜ彼らは敗者となったのか、明暗を分けた時はいつなのか。
各々の生涯を描く時、そこに浮かび上がるのは鮮やかな「敗者の矜持」。
生か死か。手に汗握る戦国・敗北の記録。
(amazon.co.jpより)


信長、秀吉、家康、勝者の陰に散っていった負け組。
何が明暗を分けたか、鋭く切り込む短編集。
題材は、
蝮の道三―斎藤山城守道三
京狂いの果て―大内左京大夫義隆
影薄れゆく一益殿―滝川左近将監一益
奸悪無限の武将―宇喜多和泉守直家
殿は領民の敵―龍造寺山城守隆信
関白に頭を下げなかった男―吉川治部少輔元春
おのれ筑前、我敗れたり―丹羽五郎左衛門長秀
薩摩の土性骨―島津兵庫頭義弘
さらさら越え―佐々陸奥守成政
徳川軍を二度破った智将―真田安房守昌幸
名誉の敗戦―石田治部小輔三成
口惜しや忰の愚昧―加藤左馬助嘉明

戦国という特殊な時代に生まれ、中原の鹿を逐った男たち。
いずれも読み応えあり。

特に、『影薄れゆく一益殿』は秀逸。
信長配下にあって頭角を現し、関東管領にまで上り詰める滝川一益。
本能寺の変、対秀吉戦、小田原の役、
死に場所を失い、生き恥をさらしての転戦。
極めつけは、流された越前大野に伝わる伝承。
日がな大木の脇に座っていた一益の影がどんどん薄くなり、
終いには本人の姿まで掻き消えてしまうというもの。
窓際族、覇気のない若者には鳥肌ものの恐怖・・・

肉体的なグロテスクとは違った意味で、
戦国残酷物語です。



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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント

南條範夫で検索しているうちにヒットしました。
「影薄れ行く一益殿」、本当に秀逸ですよね。
[2006/07/25 17:58] URL | たまも #- [ 編集 ]


たまもさん、こんちは。
影と一緒に消えちゃったって・・・
忍者出身の滝川一益にある意味ふさわしい最期ですよね。。
そちらのサイトにも遊びに行かせていただきます。
[2006/07/26 09:45] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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