ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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柳生薔薇剣(by荒山徹)
評価:★★★☆☆
著者:荒山徹 出版社:朝日新聞社(文庫あり)
文庫⇒定価:693円 出版年月:2008年5月

故国・朝鮮との縁を切るためにうねは鎌倉東慶寺に駆け込んだ。
故郷で虐げられ日本に永住を決意した人々を、
強制帰国させるために朝鮮の外交使節団が来日したのだ。
うねをめぐって幕府は二分され、
名だたる剣豪や忍びの暗躍、朝鮮妖術師も加わり、
血で血を洗う暗闘が始まる。


時代小説の新たな奇才荒山徹が描く縁切寺奇譚。






身分差別の根強い李氏朝鮮に戻りたくない!というウネの思い、深いです。
そのウネを守るため命をかける、夫 主馬と息子たち、熱いです。
朝鮮幻術師の使う時空魔術、凄いです。建築物すら消しちゃいます。
柳生家と戒重家の因縁、根深いです。何人も人が死んでます。
そして主人公の柳生矩香、凛としてます。おまけに強いです。

東慶寺絡みということで、
『柳生忍法帖』へのオマージュか?という深読みの楽しみもあり。

でも、何何だろう。
この「キレイにまとめちゃいました」感

女剣士が活躍、最後は生き別れになってた最愛の人と駆け落ち。
なんだか、2時間枠のテレビ時代劇を見るよう。
しかも、矩香(ノリカ)という名前から、
どうしても藤原紀香がちらつきます。(ボクだけ?)

期待してた残酷描写も殆どなし。
剣鬼柳生十兵衛すら、
シスターコンプレックスのお笑いキャラになってしまっている。
唯一残虐シーンを見せてくれそうだった小笠原玄信斎は
数ページであっさりやられ、
朝鮮幻術師に至っては最後の最後で物語に登場、
たいした見せ場もなく葬り去られる。

こんな展開では、こんな描写では、
今まで散って行った者たちが報われません(笑)
『高麗秘帖』で矢をハリネズミのように突き立てられた三つ目巨人、
『魔風海峡』でゾンビ(男)に集団強姦されて死んでいった根津甚八(男)、
ボクは彼らの闘いっぷり、死にぷっりで荒山徹のファンになりました。

ちょっと時代小説でも試してみようかなという人にはおススメ。
ただ、コアなファンには物足りない・・・

⇒ 『サラン 哀しみを越えて』のレビュー
⇒ 『十兵衛両断』のレビュー
⇒ 『魔風海峡』のレビュー
⇒ 『柳生雨月抄』のレビュー

☆この作品を紹介しているブログ☆
言いたい放題さん
ちょっと南の北国チャンネルtvさん
悲しいですサンタマリアさん
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

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柳生薔薇剣

荒山 徹柳生薔薇剣「柳生薔薇剣」荒山徹・著朝日新聞社・出版『所謂、伝奇時代小説ど真ん中』 日本と朝鮮を絡めた時代小説をフィールドワークにする荒山さんの小説です。 ちなみに本書、「やぎゅうそうびけん」って読みます。(ずーっと「やぎゅ
[2006/10/05 23:39] 個人的読書

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