★★★★☆ 著者:奥瀬サキ・志水アキ 出版社:幻冬社 定価:620円 出版年月:2005年12月
前園は負傷しながらも、浅野博士の元から逃げ切る。 一方、夕介は菊璃との再会の時を迎えようとしていた…。 (amazon.co.jpより)
ジャパニーズ・ヴァンパイア・ストーリー。 エンディングに向け、クライマックスへ。 8巻で結城警視殉職。 警察最後の砦が崩れ、もはや自衛隊に頼らざるを得ない状況。 そして、この期に及んでもイニシアティヴをとらない、ミギリとクラハ。
警察と別れ、孤独な戦いを続ける夕介。 遂に菊璃と合いまみえます。 夕介の言葉は届くのか。
しかも、マキリ一味がゲイ軍団であることも確定的に。。。 猿雄もそうなのだろうか。。。
東京は、日本は、どうなってしまうのか。
唯一の光明は、あの人の復活。剣に神は宿るのか。
どんどん暗くなっていく物語。 通底するテーマ、どんな代償を払っても、あの一瞬を取り戻したい。 その一瞬に戻れるなら、再びそこに居れるなら、 未来永劫地獄に落ちても構わない。 そんな瞬間を共有した夕介と菊璃。
なんか分かる気がするんですよ。 ボクにもそんな瞬間があります。 世界中から疎まれても、寿命が何年縮んでも、地獄に落ちようとも、 戻りたい場面。
なぜ、その価値に当時は気づかなかったのか。 問に応えはありません。
だからこそ、このマイナーなマンガにずぶずぶと引き込まれて行くのかも。
amazon.co.jpでcheck! ⇒
⇒ マンガの目次へ。 ⇒ 8巻の感想へ。
スポンサーサイト
テーマ:ファンタジー・ホラー - ジャンル:本・雑誌
|