★★★★☆ 著者:藤田和日郎 出版社:小学館 定価:410円 出版年月:2005年12月
ついに勝の脳への、フェイスレスの記憶転送が完了した。 完全にフェイスレスの人格となった勝は、 その一部始終を見ていたグリポンに、 エレオノールとふたりで宇宙へ飛び立つための筋書きを語り出す。 一方、平馬・リーゼ・リョーコは、 城内でOや自動人形相手に苦闘を強いられていたのだが、 危機一髪のところでアルレッキーノが加勢に現れて… (amazon.co.jpより)
モン・サン・ミッシェル編、最終巻。 キラリ光るは人造人間の涙。 才賀ファミリーの遺産争いに幕を開けた本作もついに40巻目。
マサルvsフェイスレス、 リーゼら仲間たちvsオートマータ4人組に一応の決着。
悪魔の技術ダウンロードに対する秘策が「あれ」とは・・・ 理解はできても納得しかねる部分あり。
今回一番光ってたキャラクターはコロンビーヌ。
ディアマンティーヌとの戦いの決着は如何に。 誰かに力いっぱい抱きしめてもらうという願いはかなうのか。
180年動いてきて何もないよ 心なんかないはずの自動人形のくせに、グっとくるセリフを吐きやがる。
思えば、物語の主題は、 フェイスレス(ディーン)のしつこい横恋慕にシフト。 でも、ボクの心を揺らし続けるのは、しろがね・オートマータら。
復讐のため人であることを捨てた者、 自動人形を笑わせるために作られた人ですらない物、 彼らの言葉、行動がなぜここまで心を打つのか。
エンディングまで、まだ曲折ありそうですが、 人ならぬものたちのドラマ、決着を見届けてやるつもりです。
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テーマ:コミック - ジャンル:本・雑誌
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