★★☆☆☆ 著者:高橋幸二 出版社:集英社 定価(1巻):530円 出版年月:1996年11月
立花美咲は御茶の台第十中学校に通う、15歳の女の子。 両親をなくし、親戚の経営する立花牧場に引き取られた美咲は、 家では早朝から牧場を手伝い、家事、弟達の世話、 そして学校では、同級生の町田江利花にいじめられ・・・ というハードな日々をあきらめとともに送っていた。 (amazon.co.jpより)
不幸のどん底からの成り上がり伝説。 美咲の屈託のない笑顔、魅力的。 ベタな格闘マンガです。 家族の不幸、いじめ、人間社会の最底辺にいる少女が、 格闘技と出会い、戦い、仲間つくりをこなし、 最後は頂点へ。 「輝きたい」という一念で突っ走る美咲、 ちょっと単純なところもミソです。
この作品が他を隔絶するのは、描写の照らいの無さ。 いじめの場面、格闘シーン、徹底的に描きます。 圧巻は松岡の実家が潰されるシーン。。。 子供のけんかで家(酒屋)をレディースに「文字通り」潰される。。。 親、泣くに泣けません。 立花牧場にいたっては火を付けられます。。。 現住建造物に対する放火、 刑法第108条、法定刑は死刑、無期懲役を含みます。
社会常識、コモン・センスを無視した徹底的な描写、 さわやかの域にすら達しています。
さらには、作品通して決め技として登場する、チョークスリーパー。 一撃必殺はわかりますが、 あそこまで激しいリアクションをしなくても・・・
プロットはベタながら、 読者の脳裏に刻み込まれる1ページ、1ページ。 記録より記憶に残るマンガの称号こそふさわしい。
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テーマ:懐かしの漫画アニメ - ジャンル:アニメ・コミック
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