★★★☆☆ 著者:伊藤勢 出版社:講談社 定価:550円 出版年月:2006年1月
自分を取り戻すため、独覚兵と死闘を繰り返す御門周平!! さらわれた摩耶を追い、単身向かった北の地で御門を待っていたのは、 新たな惨劇だった!!! (amazon.co.jpより)
マンガで書けるわけがない。 完結させることなどできるはずがない。 それだけのボリューム、濃さです。 原作は。 なんせ完全版は1000ページ近く、辞書みたいな本です。 (たしか2段組みだったような・・)
それを完結させようという無謀な試み。 しかも、作者は、羅ゴウ伝を途中で投げた伊藤勢。 前科者です。
しかし! それでも期待させてしまうだけの内容をもったエンターテイメントであり、 画力をもったマンガ家です。
主人公は、戦闘用モンスター「独覚兵」に改造された御門周平。 喪われた記憶をたどる過程で出会う、美女摩耶、他の独覚兵、 メッツァボック、ケルビム、ゾンビストといった秘密組織。 独覚兵開発のキー、チプカラとは。 マヤ文明の秘密、アメリカ資本の陰謀、ワールドワイドな伝奇ロマン。
しかも、独覚兵らはマンガ版の方が魅力的。 救い無く暗い物語にギャグのスパイスも(賛否両論あると思いますが)。 アンドロイド部隊が出て来たり、一部設定も変わっています。 夢枕獏も重要キャラクターとして登場。
原作を流すだけでなく、 オリジナリティを出そうとする姿勢に好感が持てます。 現在のところ巧く行っているのでは。
3巻では姿を現しませんが、 主要キャラ薬師丸法山がどのように描かれるのか。
是非、完結させて欲しい・・・ 甘いかな。
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