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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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空中庭園
★★★★★
著者:角田光代 出版社:文藝春秋(文庫版あり)
文庫(文春)⇒定価:500円 出版年月:2005年7月 ボリューム:281P

郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。
でも、本当はみんなが秘密を持っており、それぞれが違う方向へ。
異質でありながらも家族であるしかない、
普通の家族に見える一家の光と影・・・
ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景を描いた連作家族小説。
(文庫版裏表紙より)


なんでだっけ。
ぼくは何を知っていて何を知らないふりしているんだっけ。

秘密は持たない。
娘マナの初潮、息子コウの性の目覚めも家族でお祝い。
日曜日は家族でショッピングセンター ディスカバリーセンターへ。

幸せ、団欒、
全て見せかけのもの。
ダンチの窓からさす光が創る影絵のよう。

スクリーンの裏にあるのは何なのか。
マナ、コウ、母、父、祖母、家庭教師の6者の視線が交わり、
描き出す哀しいまでにおぞましいリアル。

父の浮気、娘のニヒリズム、母と祖母の因縁・・・
「家族」ってこんなにも大変なことなんだ。。。

家庭教師の誕生日を祝うくらいオープンな家庭。
一人一人が家族に対して閉ざすオートロックのドア。
彼らが隠す ちっちゃくて情けなくて哀しい秘密。

最後の最後まで家族賛歌は聞かれません。
流れるのは、他人でない者が一緒に暮らすことが生む乾いた絶望の風。

結婚近い人、出産近い人、読むべからず。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

コメント

TBありがとうございます☆
本当に乾いた風が吹いてましたね。。。
我が家も割りと秘密とかなく、オープンな家族なので、本当はどうなんだろう?とか考えてしまいました。
私からもTBさせていただきますね!
[2006/02/03 20:49] URL | あこ #VvnLnfsk [ 編集 ]


あこさん、こんちは。

家族ってこんなに重く大変なものなんだってのが感想です。
子供たちが成長し、出て行く事が解決なのかも。
でも、彼らが同じような家庭を作って。。。
エリコとおばあちゃんみたいな関係が再生産されていくのでしょうか。
ホラーじゃないけど、とても怖い本でした。
[2006/02/04 10:36] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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角田光代*「空中庭園」

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[2006/02/03 20:50] 社会人2年目、新人OLあこの日記(仮)

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