★★☆☆☆ 著者:古川薫 出版社:文藝春秋 定価:1529円 出版年月:1997年3月 ボリューム:243P
元就、息子の隆元、元春、隆景、孫の輝元― 西国に君臨した毛利三代を描く。 (amazon.co.jpより)
中国の覇者、毛利一族。 覇業を支えた一門衆の姿を活写するのが本書。 「山口市には美人は生まれない」という民間伝承『姫山伝説』。 眉唾ものの民話に隠された毛利輝元による家臣の妻略奪の事実。 誰が黒幕、誰が貧乏くじを引いたか。 ――『二の丸様誘拐』
関ヶ原の戦い後、周防・長門2カ国に押し込められた毛利家。 大坂の陣に再起をかける輝元の秘策とは? ↑とは別の策謀家としての輝元像を描き出す。 ――『陰謀の山河』
ザビエルとともに日本に渡ったスペイン騎士アンヘル。 陶晴賢の謀反に乱れる山口、ザビエルと別れ海賊人生を歩む。 ――『騎士アンヘルの望郷』
大内遺臣にあって毛利に抵抗し続けた勇将 山崎興盛。 絶望的な篭城戦を描く。 ――『沼城の桜』
突如訪れた嫡子隆元の死。消えない毒殺の疑惑。 迫る自らの老い、死に焦る元就の苦悩。 ――『老将』
毛利最強の男、吉川元春。陶晴賢との関係、文人としての一面。 戦場を往来した彼が最期に見る景色は。 ――『暁の霜』
優秀な者、そうでない者、こぞって一族を盛りたてる。 策謀の鬼と呼ばれる元就ですが、身内や降伏してきた敵には甘い面も。
豊富な資料を丁寧に検証。 説得力溢れた毛利一族興亡記。
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