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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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雪が降る
★★★★☆
著者:藤原伊織 出版社:講談社(文庫版あり)
文庫(講談社)⇒定価:620円 出版年月:2001年6月 ボリューム:342P

母を殺したのは、あなたですね……

母を殺したのは、志村さん、あなたですね。
少年から届いた短いメールが男の封印された記憶をよみがえらせた。
若い青春の日々と灰色の現在が交錯するとき放たれた
一瞬の光芒をとらえた表題作をはじめ、
取りかえようのない過去を抱えて生きるほかない人生の真実を
あざやかに浮かびあがらせた、珠玉の6篇。
(amazon.co.jpより)


苦味ばしった男のロマン、心に滲みます。
初めて藤原伊織の本を読んでみた。
とりあえず短編集。

台風
雪が降る
銀の塩
トマト
紅の樹
ダリアの夏

の6品。
「銀の塩」は『テロリストのパラソル』の後日譚らしいけど、
これだけ読んでも面白かった。特に違和感もなし。

どれもなかなかの逸品ですが、
やはり表題作「雪が降る」。これに尽きます。

メーカー勤務、外見はもっさり、でも仕事はデキル。
いまだ独身。よれよれのスーツが変に似合うサラリーマン。
俳優で言ったら役所広司? 内藤剛志?
そんな主人公とエリート街道まっしぐらの同期との友情、恋の確執。
そしてかつて恋した人の死。
記憶の底に封印された過去が、少年のメールから掘り起こされて行く・・・
恋の物語であり、友情の物語でもあります。

「台風」にも共通しますが、
何の変哲もない、むしろ陳腐なオープニングから、
一気に盛り上げ、ラストの感動へ持っていく。
すごい筆力の作家です。
短編なのに、大長編並のインパクト、感動。

こんな30代・40代になりたい!と思わせる登場人物たち。
次は『テロリストのパラソル』でも読んでみようっと。

amazon.co.jpでcheck! ⇒ 

⇒ その他小説の目次へ。
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