★★★☆☆ 著者:板垣恵介(イラスト:山内雪奈生)出版社:秋田書店 定価:580円 出版年月:2006年3月
史上最強の喧嘩師・花山薫の巨拳が唸る!! 花山薫の無敵伝説の数々が、今語られる!! 炸裂する必殺・握撃!! 本物の侠(オトコ)が魅せる、素手喧嘩(ステゴロ)の激闘を刮目しろ!! (amazon.co.jpより)
↑の!に値するだけのド級格闘マンガ。 監獄の鉄扉を粉砕した1巻(⇒レビュー見てね)に引き続き、 2巻ではホオジロザメと激闘を繰り広げる!! 半年近くお預けを食わされたレックス戦、 前振りの割にはあっさりとした結末。 と言うか、戦いになってないのでは・・・ ただ、花山が去り際にまくトランプのさくら吹雪、見事です。
そして、メインイベント、ホオジロザメ戦。 体長10メートルを越えるサメと水中で戦う・・・ 口の大きさはドラム缶、シャチでも象でも飲み込む・・・ いくら何でもそりゃ無茶です。 勝てるわけがない。 それなのに、 負けるはずがないとばかりに勝ってしまうのが板垣ワールド。
そして、ボクらに大事な事実を伝えてくれます。 それはマンガは情景を客観的に描写するのではなく、 主観的に、感情を込めて情報を伝えるものであるということ。 サメと花山の体のバランスが、コマごとに違うのもそのせい。 サメの強さを伝えたいときには、当然サメの方がでかくなる。 純粋な物理法則には従わないのです。 著者がいい加減なせいではないのです。
さらに後半では新たな敵が・・・ 花山を評して 規格外、あそこもデカそう って、どんな変態だろう。 多分、 3巻では人間の原型を止めないくらいボコボコにされてしまうのでしょう。
ストーリーでハラハラドキドキはありませんが、 事実、客観性のこの世界に飽きた方、 板垣ワールドへどうぞ足を踏み入れてください。
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テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌
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