ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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6ステイン
★★★☆☆
著者:福井晴敏 出版社:講談社
定価:1785円 出版年月:2004年11月 ボリューム:413P

ファン待望の初短篇集、ついに刊行!
存在を秘匿された組織、市ヶ谷・・・
防衛庁情報局で過酷な任務に身を投じる工作員の男たち、女たち。
20世紀にいくつかの「染み」を残した彼らへの、6編の鎮魂歌。
(amazon.co.jpより)


国益の実体がなんであろうと、それを遵守するために汚れ仕事が求められ、
担い手として市ヶ谷が存在するなら、
これはもう完成した一つのシステムだ。
自国のみでは完結した防衛力を持てず、表立っては諜報機関も持てず、
そのくせ東西冷戦の最前線に置かれ続けたこの国が、
自衛のために培ったシステムだ。

(本文301Pより)
そんなシステムの一員として、
表の仕事を持ちながら、「国益」のため裏の仕事に励む警補官たち。
タクシー運転手、主婦、コギャル・・・
いろんな表の顔を持ちつつ、市ヶ谷というシステムの欺瞞に苦しむ彼ら。
実在しない設定をもとに、
独特の「福井節」を展開していくのが本短編集。

警補官・・・
表の世界(世間)と裏の世界(諜報ワールド)の
マージナルな存在と言っていいでしょう。

マージナルであるがゆえに、「常識」を持ち合わせ、
裏の世界の妥協、欺瞞が鼻につく。
これは警補官という設定に内在する必然のディレンマなのでは。

時には、自衛隊の指揮通信システム更新をめぐり、
旧ソ連の核爆弾を争い、部内の背任事件を探り、海賊を追い、
「市ヶ谷の論理」に磨耗する警補官たち。

それでも彼らが職を捨てないのはなぜなのか。
人間としての背骨になっているのは何なのか。

安全保障、諜報というテーマを超え、
組織に生きる人間のあり方を考えさせてくれる一品。

本当は★★★★☆にしたいところですが、
短編ごとに繰り返される「福井節」にちょっとゲンナリ、★★★☆☆

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テーマ:戦争 - ジャンル:本・雑誌

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[2006/03/19 00:53] URL | BlogStation69 #- [ 編集 ]


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