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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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風魔
★★★★☆
著者:宮本昌孝 出版社:祥伝社(全2巻)
上巻⇒定価:2205円 出版年月:2006年3月 ボリューム:509P
下巻⇒定価:2205円 出版年月:2006年3月 ボリューム:506P

戦闘者として稀代の能力を持ちながら、
誰にも縛られることなく風のように自由に生きた
天下一の忍びの爽快なる生涯を描く時代ロマン

三十万の上方勢に闘いを挑む!
秀吉を脅かし、家康が最も懼れた男??
身の丈七尺の巨躯、南蛮人と見紛う異相、桁外れの迅さと膂力。
深山を駆け、幽谷を疾る??
箱根に「風神の子」ありと武将たちから恐れられた英傑がいた!

「秀吉と家康を同時に討てば、おもしろいだろうな」
ほんとうにおもしろそうに、小太郎は言った。……
小太郎の黒耀石を想わせる双眸に、強い光が宿った。(本文より)

時は戦国。天下取りを狙う群雄が割拠し、
忍び衆が諸国を暗躍する時代。
関東の雄・北条氏征伐のため、
豪壮な陣城から小田原城を睥睨する豊臣勢。
北条氏百年を陰で支える風魔一党の束ね風間小太郎は
主君一門を救うための奇策を講じた!
(amazon.co.jpより)


あんた、友達いないだろ
命を賭けた戦いの中、敵にかけるセリフ。
風間小太郎、どこまでも真っ直ぐで爽やかな男。
天下最強の忍び集団 風魔一族のリーダー。
牙が生えている、一つ目一本足、口が耳まで裂けているetc
同時代に流布した噂も奇怪なものばかり。

でも、宮本昌孝が描く小太郎像は一味違う。
身長2メートルの大男、武器は持たず常に素手。
こんな全身凶器でありながら、心は真っ直ぐ。
徳川家康、伊達政宗ら、時代の英雄にも一目置かれた快男児。

それでいて、つきまとう寂しさ。
その理由は、彼が負け組を離れられないから。
北条氏の恩を忘れられない、
古河公方家への忠誠・思い入れを捨てられない。
旧勢力と訣別することができないが故の寂しさ、切なさ。
小太郎の爽やかな暴れっぷりを以ってしても払底できるものではありません。

こんな小太郎だけでも十分なのに、サブキャラの魅力も満点。
仇役の家康、服部半蔵、柳生又衛門の冷徹、
古河公方家姫君の氏姫の度量もいいですが、
豊臣秀次、北条氏直など
「愚将」として伝わる人物の魅力を発掘している点が好ましい。
登場人物への強い愛着が感じられます。

そして、迫力満点、躍動感十分の剣戟シーン。
柳生衆対風魔衆、『影武者徳川家康』を髣髴させる構図、
迫力&手に汗握る感も優るとも劣らず。
これをマンガにしたら大ヒット間違い無しだろうな。

乱世を終わらせるため、家康・又衛門を必要とする時代の流れ。
「死に場所、死に時を探すだけ」
戦国時代の終焉に小太郎が出す結論とは。。。
快男児の生き様、堪能させてもらいました。
次回作にさらなる期待!

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⇒ 『剣豪将軍義輝』のレビュー
⇒ 『義輝異聞・将軍の星』のレビュー
⇒ 『陣借り平助』のレビュー
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

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