著者:岡田秀文 出版社:双葉社 定価:1890円 出版年月:2006年3月 ボリューム:389P
「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。 さすれば守護大名や宿老たちが予を将軍へ推したことを後悔するであろう」 ―そう言い、くじ引きで将軍の座についた六代将軍・足利義教。 “威をもって治める”を旨とし、 強い幕府、強い組織をつくるため次々と改革を断行するその姿は、 後世の指導者たちが目指すところとなった。 信長も秀吉も家康もみな、この男の真似にすぎなかった。 (amazon.co.jpより)
刃向かうもの、面従腹背のものはことごとく抹殺。 くじ引き将軍が築く屍の山。 まさに万人恐怖 足利義教。 室町幕府第6代将軍。 4代将軍義持、5代将軍義量の相次ぐ死により、 4人の兄弟の中からくじ引きで将軍に。 対立していた鎌倉公方足利持氏を討つとともに、 有力守護一色義貫、土岐持頼らを暗殺。 将軍直属の軍事力を整備し、幕府最盛期を築く。 しかし、強権すぎる彼の施政に反発は強まり・・・
豪腕っぷり、最期の華々しさから歴史上好きな人物の一人。 ただ、彼を主人公にした小説など皆無。 是非読んでみたかったところを岡田秀文が小説化。 積んである本がさばけたら読むことにしよう。
ホントは宇月原清明に小説化して欲しかったんだけどな。 ワンマンの背景にキリスト教(まだ伝来してないけど)の影響や、 暗殺の背景に外道の術者や忍びを配してエンターテイメント作品に。 播磨国に魔術に必要な遺跡だか鉱物だかを設定、 そこから赤松満祐がストーリーに絡んで・・・ ってスゲー面白くなると思うんだけど・・・
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