評価:★★★☆☆ 著者:東周斎雅楽 出版社:小学館 1巻⇒定価:530円 出版年月:2002年12月
海に沈んだとされる幻の大陸・アトランティス。 人類最大の謎に、今、古道具屋の主・入矢修造が挑む……!! 壮大なスケールで描く、本格アドベンチャー歴史ロマン!! (amazon.co.jpより)
日本版インディ・ジョーンズ、 考古学を武器に悪を叩く!
ヨーロッパを主要な舞台に、芸術品・出土品をテーマに人間ドラマを描く。 たまに悪のコレクター組織みたいのが出てきてアクションあり。 ただ、おおむね考古学に絡めた人間ドラマ。
舞台となる町並みが、どれも見てきたかのように現実的&奇麗。 特にドブロニクなんかすごかった。 登場する考古学アイテムにしても、緻密な取材のあとがうかがわれます。
ヨーロッパが舞台、冴えない考古学者が知恵をしぼって大活躍・・・ どうしても『MASTERキートン』を連想してしまう。 ただ、職業なし・バツイチでありながらキートンが、 本気モードのときは「かっこいい!」と思わせてくれるのに対し、 入矢はどこまでも人間くさい。 子供に対してもムキになるし、いつ何時もモッサりという感じが消えない。 妙に生々しく現実感がある。
テーマは面白いけど、 何だか自分の見たくない面に目を向けさせられるようで 苛立ちすら感じるマンガ。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
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