カポネ
★★★☆☆
著者:佐藤賢一 出版社:角川書店
定価:1995円 出版年月:2005年12月 ボリューム:545P
渋み漂う大人の小説。
読後に残るほろ苦さ、未だ味わったことのないものでした。
著者:佐藤賢一 出版社:角川書店
定価:1995円 出版年月:2005年12月 ボリューム:545P
明晰な頭脳、すぐれたビジネスセンス、抜群の度胸と指導力で、
禁酒法を逆手に連邦政府の予算を凌ぐほどの巨富を築いた
アメリカ裏社会の首領アル・カポネ。
その真実と生涯を躍動感あふれる筆致で描ききった悪漢小説の金字塔。
(amazon.co.jpより)
渋み漂う大人の小説。
読後に残るほろ苦さ、未だ味わったことのないものでした。
『傭兵ピエール』や『カルチェ・ラタン』の爽快さはありません。
映画『アンタッチャブル』とも全く雰囲気の異なる作品。
「『・・・』とくれば、『○○○』というものだ」の繰り返し、
内心の呟きとセリフの区別の難しさ、他の作品よりはなはだしいです。
はっきり言って読みやすいとは言えません。
ボリュームもあるし。
でも、最後まで読んで良かった!と思わせてくれるエンディング、
佐藤賢一の実力は本物なんだってことを思い知らせてくれます。
何といっても、読後のほろ苦さ。
出自も方法も違えど、アメリカ社会に戦いを挑んだカポネとネス。
戦い終え、人生の終着駅を迎え、二人が辿り着く境地。
カポネも魅力的ですけど、ネスが面白い。
わがままでプライドが高く、他人を見下して、自己万能感のかたまり・・・
ってサイテーな男。
でも、自分との共通点が見えてきてしまうから不思議。
こんな人間が社会に適合できるはずもなく、野垂れ死に同然の最期。
禁酒法の申し子の死に様がアル中・・・
まさに皮肉。
暗黒街への導き手ジョニー・トリオ、
実質的にカポネを地獄におくったウィルカーソン判事など、
サブキャラも魅力的。
皮肉と諧謔で彩られた犯罪王の物語。
優しすぎるエピローグは不要だったと思います(泣いちゃいましたけど)。
「大人の本が読みたい!」
「人生の渋みを味わいたい!」って人、是非読んでみてください。
amazon.co.jpでcheck! ⇒
映画『アンタッチャブル』とも全く雰囲気の異なる作品。
「『・・・』とくれば、『○○○』というものだ」の繰り返し、
内心の呟きとセリフの区別の難しさ、他の作品よりはなはだしいです。
はっきり言って読みやすいとは言えません。
ボリュームもあるし。
でも、最後まで読んで良かった!と思わせてくれるエンディング、
佐藤賢一の実力は本物なんだってことを思い知らせてくれます。
何といっても、読後のほろ苦さ。
出自も方法も違えど、アメリカ社会に戦いを挑んだカポネとネス。
戦い終え、人生の終着駅を迎え、二人が辿り着く境地。
カポネも魅力的ですけど、ネスが面白い。
わがままでプライドが高く、他人を見下して、自己万能感のかたまり・・・
ってサイテーな男。
でも、自分との共通点が見えてきてしまうから不思議。
こんな人間が社会に適合できるはずもなく、野垂れ死に同然の最期。
禁酒法の申し子の死に様がアル中・・・
まさに皮肉。
暗黒街への導き手ジョニー・トリオ、
実質的にカポネを地獄におくったウィルカーソン判事など、
サブキャラも魅力的。
皮肉と諧謔で彩られた犯罪王の物語。
優しすぎるエピローグは不要だったと思います(泣いちゃいましたけど)。
「大人の本が読みたい!」
「人生の渋みを味わいたい!」って人、是非読んでみてください。
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