ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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松永弾正
★★★☆☆
著者:戸部新十郎 出版社:読売新聞社(文庫版あり)
文庫(中公 上)⇒定価:680円 出版年月:2002年1月 ボリューム:365P
文庫(中公 下)⇒定価:680円 出版年月:2002年1月 ボリューム:347P

策略家。叛逆者。主家乗っ取り。主殺し…。
すべての価値が混乱し猥雑を極めた戦国乱世に、
素姓も不詳なら足跡も不明、
ただ悪名だけを一身に背負って生きた男がいた。
その名を松永弾正久秀という―
混迷の時代を象徴するかのごとく、
波瀾の人生を駆け抜けた男の青春を描く長編歴史小説。
(amazon.co.jpより)


君がいたから どんな時も 笑ってたよ 泣いていたよ 生きていたよ
君がいなきゃ何もなかった
(浜崎あゆみ TO BEより)

倣岸で出自不祥。
身内は弟・甚介だけ。
頼れるのは、己の才覚、美貌のみ。

乱世の塵芥だった多聞(久秀)、
ふとした偶然から三好家の若殿・千熊丸(三好長慶)の付き人になる。
そして始まる、異例の出世物語。
城を取り、国を奪い、築いた三好の黄金時代。
領国は11カ国に及び、畿内全域をほぼ手中に収める。

全盛期の信長に匹敵するだけの国力を誇りながら、
なぜ天下人になれなかったか。
信長の前にあっさり崩壊することになったのか。
戦国最大の謎、三好政権。

この謎のキーマンが本書の主人公、松永久秀。
面白いのは、悪漢、謀略の鬼というステレオタイプを排している点。
むしろマジメな官僚、長慶一途の忠臣。。。
長慶にとって無二の臣、親とも兄とも言える存在だった彼が、
いかにして主家滅亡の張本人として伝えられるに至ったか。

将軍殺し、大仏殿焼き討ちなど、後年のエピソードに殆ど言及がないのが、
不満といえば不満。
ただ、他の松永ものには無い玄妙な空気が心地好い。

長慶を失ったあとの久秀、
夢を、目的を失った屍。まさに老残。

織田の大軍に囲まれ、火を吹く信貴山の城。
金灰、銀灰、降り乱れる中、
背を向け去って行く、老将一人。
胸によぎるは、主と共に駆けた黄金の日々。

君がいたから どんな時も 笑ってたよ 泣いていたよ 生きていたよ
君がいなきゃ何もなかった


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