ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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秘剣水鏡
★★★★★
著者:戸部新十郎 出版社:徳間書店(文庫版あり)
文庫(徳間)⇒定価:600円 出版年月:1998年3月 ボリューム:377P

五代藩主前田綱利の初入部が決まった金沢城下。
兵法御覧の差配を委ねられた富田重持は苦心の末、
今や三つに分派している加賀ゆかりの深甚流の披露に、
兵法本道といえる般若半兵衛の伝を組み入れることにした。
が、幻妖化した派の林三之丞が、
出場できぬ無念を晴らすべく半兵衛を打ち殺すという。
そこへ、古態となった派の遣い手“またぶどん”が、
秘剣水鏡で立ちはだかった―(「水鏡」)。剣豪譚十篇。
(amazon.co.jpより)


剣豪小説の玉手箱やわぁーー!!
剣豪小説の名手が贈る至高の短編集。
収録作は、
夢明
善鬼
岩柳
大休
水月
無外
牡丹
水鏡
空鈍
花影    の10篇。

『岩柳』
自らも剣を取る身でありながら、他人の秘技を書き残すことにいそしむ
不思議な兵法者伊東岩柳斎。
彼が会得した秘技・虎切。
伝授を望み山家を訪れる佐々木小次郎。
在りし日の富田勢源を語る様、無口な娘まあとのやりとりから、
小次郎の驕慢を見事に描き出します。
そして、小倉城下での小次郎との再会。
二言三言から、小次郎の存在の薄弱さ、「ちゃらさ」を際立たせ、
やがて来る敗北の予感を煽りたてます。
クライマックスは巌流島。
武蔵でも小次郎でもなく、岩柳斎の目から見た巌流島。
小次郎倒れる様を目の当たりにした岩柳斎の頬を伝うもの・・・
胸が詰まります。

表題作『水鏡』も風趣あり。
あらすじは↑の通りながら、
またぶどんの朴訥さ・飾り気の無さと林三之丞の仰々しさ、
対比の妙の極地。
血煙の中、両者地獄を見る決着。
剣の道の修羅、業の深さ、
読む者をただただ圧倒。

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