評価:★★☆☆☆ 著者:板垣恵介 出版社:秋田書店 1巻⇒定価:410円 出版年月:2000年1月
その強さのため、闇に隠れし最強の死刑囚5人。 脱獄し、東京を目指す。 彼らの目的は刃牙と闘うコト! (amazon.co.jpより)
『グラップラー刃牙』の続編。 地下闘技場のone night carnivalを越えられるか、死刑囚。
当初のコンセプトは、 地下闘技場トーナメントで「格闘者として」十分強いことを示したバキらに 極悪死刑囚をぶつけ、 「なんでもありの闘い」でも格闘者が強いことを示すことだったと思われる。 このコンセプトは、ドリアン戦ぐらいまでは機能。 武神・愚地の拳は切り落とされ、猪狩はボコボコにされる衝撃的な展開。
しかし、その後、何が何だかわからない展開に。 死刑囚バトルはほったらかしに、中国で天下一武道会開催。 さらに、その武道会も途中からトーナメント戦ならぬチーム対抗戦へ。 大将の勇次郎VS郭海皇戦もよく分からん結末。 最終的には、モハメド=アリもどきのジュニアが登場。 さんざんひっぱたわりに謎の結末。
まさに迷走。 『グラップラー刃牙』の遺産を食い潰すだけの極道息子です。 いい加減、物語にピリオドを打った方がいいように思われる。 外伝のほうがおもしろくなりそうだし。
ただ、『グラップラー刃牙』では気づかなかった読者にも しっかりと気づかせてくれました。
主人公バキが出てくると、 とたんに話がつまらなくなることを。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌
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