★☆☆☆☆ 著者:山田悠介 出版社:文芸社(文庫版あり) 文庫(幻冬社)⇒定価:560円 出版年月:2004年4月 ボリューム:310P
全国500万の「佐藤」姓を皆殺しにせよ!― 西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。 生き残りを誓う大学生・佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。 陸上選手の翼は、 幼い頃に生き別れた妹を探し出すため死の競走路を疾走する。 奇抜な発想とスピーディな展開が 若い世代を熱狂させた大ベストセラーの改訂版。 (amazon.co.jpより)
あいつや! あいつがこんな事を考えなければみんな平和に暮らしていたんや! あいつのわがままな発想のせいで、俺の両親も死んでった。お前の父親も。 王国中の佐藤があいつのせいで滅んでいくんや! 7日間にわたり、全国の佐藤さんをターゲットに鬼ごっこ。 夜11時~12時、交通機関ストップ。 100万人の鬼が500万人の佐藤さんを追いかける! 捕まれば死刑、逃れきればあらゆる望みが叶う。
って発想は奇抜。なかなか。
ただし、文章、キャラクターはちょっとひどい。 高校生の作文みたいな文章、 どんな人物なのかまるで分からないキャラクター描写・・・ エンディングも「なんじゃそりゃ」ってオチ。 うーん、いまいち。 amazonのレビューもひどいことになってます。
ちなみに、 「佐藤を全滅させる」命令の実行にかこつけて、 家臣らが反乱、王様死刑って展開を予想してました・・・ 見事に裏切られましたが。
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