ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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秘曲
★★★☆☆
著者:戸部新十郎 出版社:徳間書店(文庫)
定価:525円 出版年月:1994年1月 ボリューム:285P

世間の悪評高き関白豊臣秀次は、公卿社会へ傾倒していく中、
おのれの素養のなさを補うものとして、
珍貴風雅なものの収集に熱心であった。
しかし、権力で集めた品々に対して公卿らの反応は冷たかった。
豊臣家の威光ではなく、関白としてふさわしい者が自然に手に入れる物、
それは射干玉(ぬばだま)の笛だというのだ。
秀次は早速、
目的のためには手段を選ばぬ男・猿丸に笛を探すよう命じる(表題作)。
時代小説集。
(裏表紙より)


玄妙不可思議な雰囲気漂う時代短編集。
手に入れてはならぬ秘器・射干玉の笛。
武家にも公卿にも受け入れられぬ関白秀次が求める権威の証。
果たしてその正体とは。。。
エンディング、
立ち去って行く公卿たち、残されサルを呼ぶ秀次。
何とも言えぬ風韻が残る表題作『秘曲』。

桜の樹の下には死体が埋まっている。
では梅の樹の下には何が埋まっているのか。
(『梅林の下には』)

雲母(きらら)の瞳をもつ少女みみ。
彼女が大奥一の寵妃に成りあがるまでの奇妙な顛末。
(『雲母子』)

などなど、風雅で奇妙、
それでいてどこかもの悲しい短編集。
複雑で微妙、京料理のような小説をお求めの方、是非是非どうぞ。

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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント

ご無沙汰してます。「秘曲」読まれたのですね。
剣豪小説とは趣が違いますが、伝奇ものとも違う、一種独特の幽玄さが好きです。

「秘剣花車」と言い、秀次という人に滅びの美学を描こうとしていたのでしょうか。
これらを読んでから、秀次という人の印象がちょっぴり変わりました。
[2006/08/08 13:13] URL | YOU #VSY0J1g6 [ 編集 ]


YOUさん、こんちは。
「秘曲」、なんとも言えぬ幽玄微妙が心地良い世界ですよね。

振り返れば、秀次って凄い人生ですよね。
何ら功無く官位と所領だけ進んでいって、
挙句の果てに非行をあげつらわれ切腹。
このup&downが物書きの興趣を誘うのでは。
司馬遼太郎や宮本昌孝も作品化してたと思います。

是非是非また遊びに来てください。
[2006/08/09 07:30] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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