ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
08 | 2017/09 | 10
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

弱虫兵蔵
★★★★☆
著者:柴田錬三郎 出版社:新潮社(文庫)
定価:620円 出版年月:1995年7月 ボリューム:404P

剣術師範の嫡男ながら生来の不器用で、
囲碁しか打てぬと蔑まれていた兵蔵が、忽然と姿を消して一年、
必殺の突きを会得して戻ってきた。
その兵蔵を待っていたものは兵法者としての血塗られた宿運だった。
実戦剣法の真髄を捉えた表題作、
飢餓で困窮する民のための立ち上がった剣の達人を幻想的に描く
「月影庵十一代」等、無名のまま散った6人の剣の異才達。
柴錬剣鬼シリーズ最終編。
(amazon.co.jpより)


まさに剣鬼。
親子、夫婦、出世、・・・
己が乗っていた道を外れて進む剣の道。
待ちうけるは修羅の運命。
収録作は

助太刀佐兵次
月影庵十一代
弱虫兵蔵
切支丹剣士
四足流兵馬
海に消えた竜神流   の6篇。

「助太刀佐兵次」
主と佐兵次、二人の仇討ち旅。
渋る主を引っ張り引っ張り、漸く仇を見つけ出し・・・
人生をかけた仇討ち旅の皮肉な結末。
シュールです。

「弱虫兵蔵」
藩の剣術師範の家に生まれながらの囲碁三昧。
当然、剣の腕など上がらぬままの兵蔵。
ひょんなことから出遭った「山男」に突きを習うことになるのだが・・・
知らず知らずに修羅の道を選びとっていた彼が辿りつく結末とは。

「四足流兵馬」
些細な事件から藩を追われる兵馬。
復讐心に燃える彼が身につけた「畳起こしの術」。
見事本懐を遂げた彼が迷い込む人生の袋小路。
お庭番に囲まれた死地に、最期の輝きを見せる剣。

どの男も剣を選び、剣に人生を狂わされる。
「剣鬼」とは剣を極めた者というより、
剣に全てを奪われた者のことなのではなかろうか。
凄まじい剣術アクションに哀しみの余韻。
良質の短編集です。

amazon.co.jpでcheck! ⇒ 
スポンサーサイト

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://ashyoshiteru.blog25.fc2.com/tb.php/419-a601bb39
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

yoshi

Author:yoshi
ロースクールは勉強三昧・・・

とりあえず目次sを!
コメント・相互リンクも大歓迎

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。