★★★★★ 著者:森田信吾 出版社:講談社 定価:540円 出版年月:2006年8月
さらば、戦国時代。1人の忍者(しのび)が歴史を創る・・・ もともとは、ひとりの忍者(しのび)。これより、歴史の表舞台へ!! 影風魔vs.山王(さんのう)忍者軍の死闘は激しさを増し、 ついに、ハヤセと山王の頂上決戦の時が迫る!! それと同時に、 一人の忍者ではなく“将”として動きはじめたハヤセの思惑により、 天下をほぼ手中に収めた秀吉を倒すべく、 家康、光秀、そして信長らが鬨の声を上げる。 戦国の世を終わらせ、新たな歴史を創る。 影の世界で生きる男が、 大いなるビジョンを持ち、今飛躍の時を迎える・・・ 『影風魔ハヤセ』堂々完結!! (amazon.co.jpより)
こいつはすげぇ!! 戦国マンガの金字塔だ!!! 4月に満喫で何気に手に取った1巻、2巻、 読むうちにあっという間に作品の世界に引きずりこまれて行きました。 (⇒1・2巻のレビューへ)
本能寺の変、山崎の合戦・・・ 何度と無く小説、マンガで読んだ場面。 織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、滝川一益・・・ 本の中でもゲームの中でもお馴染みの人物。 親の生年は出てこなくても信長の生没年はすぐに出てきます。
そんな最早新鮮味のなくなってしまった題材を森田流に見事に再構成! 影風魔って無茶苦茶な連中を出す事で、歴史のナベを攪拌、 これまで味わった事の無いような美味をもたらしてくれました。
本作では、ハヤセの将としての活躍がメイン。 信長の血を受け継ぐ者として、平和を願う者として、 本能寺の変により混乱に陥った織豊政権を安定に導きます。
予想外の展開、ありえない事件の連続、 それでいて我々が知る元の歴史へ収斂して行く。 しかも、本能寺の変の黒幕は○○、天海僧正の正体は△△って 著名な歴史上の疑惑を盛りこみつつ。 この構想力、ストーリーテリングはハンパじゃありません。 『セン○ク』なんて足元にも及びつかない面白さ、躍動感。
わずか3巻で終わってしまったのがホントに残念。 ストーリーは見事に完結しているのですが、 きっと「つまらない打ち切りマンガ」という先入観をもたれ、 満喫や本屋の隅に埋もれて行ってしまうことでしょう。。。 せめて10巻続いていれば・・・
ただ、誰が忘れても、ボクだけは、このyoshiだけは 影風魔ハヤセこそ 史上最高の歴史マンガであったことを記憶に刻み続けます!!!
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☆この作品を作品を紹介しているブログ☆ 時代伝奇夢中道 主水血笑録さん
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