★★☆☆☆ 著者:恩田陸 出版社:光文社(文庫版あり) 文庫(光文社)⇒定価:620円 出版年月:2005年4月 ボリューム:352P
父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女・遥。 彼ら親子は、属していた秘密組織「ZOO」から逃亡していた。 そして、七年を経て、組織の追っ手により 再び戦いの中へ身を投じることに! 激闘で父を失った遥は、 やはり特殊能力を持つ犬・アレキサンダーと孤児院に身を潜めるが―。 殺戮、数奇な運命、成長する少女。 彼女の行く手に待つのは何か? (amazon.co.jpより)
話題の恩田陸。 恥ずかしながら未読の作家。 試しに読んでは見たけれど・・・ なんじゃこりゃ!!!
ライトノベルの域を出ないストーリー、 ペンダタゴンの陰謀のせいにすれば何でも許されるのか。 よく分からないキャラクター、 少女の成長が物語の核心のはずなのにそこも伝わらず。 父親の博士は何がしたくて、何が不満でZOOを抜けたんだろ。 そして、中途半端なエンディング。
2、3巻で打ち切られるダメマンガみたい・・・
ただ、 人類の運命を左右しかねない能力をもった少女、 秘密組織ZOOってのはかなり面白い設定だし、 追跡者たちとの戦いは迫力十分。
再構成を重ねれば、かなり魅力的な作品になったはずなのに。 恩田陸=いい加減な作家、の先入観を抱いてしまいそうです。。。 ただ、アマゾンのレビューから察するに、 この作品が恩田作品の底のラインらしいので、 次は『月の裏側』を読んでみようっと。
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