ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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闇の通い路(by永井路子)
★★★☆☆
著者:永井路子 出版社:文藝春秋(文庫版あり)
文庫(文春)⇒定価:480円 出版年月:1998年6月 ボリューム:301P

名国司の評判も高い藤原貞成の姫が誘拐され、
侍女のあゆちが身代わりに。
あゆちはかつて賊に殺された貞成の部下の遺児であったが(「その眼」)。
築地の破れめから往きあう隣家の人妻との密通が、
鎌倉幕府を揺るがす大騒動に発展する(闇の通い路)。
平安末期から鎌倉期の「史実」に隠された意外な顛末を
いきいきと描きだす八篇。
(文庫裏表紙より)


女流歴史作家NO1(主観)が紡ぐ、
珠玉の平安~鎌倉短編集。
中身は、

お告げ
その眼
わが殿
重忠初陣
闇の通い路
猪に乗った男
雨の香り
宝治の乱残葉   の8篇。

白眉は「我が殿」。
「人間、人より三日先、三月先、三年先を考えねば、うだつは上がらぬ」
を信条とする、駿河の豪族・牧宗親。
平氏、源氏、北条氏と巧みに時代の荒波を乗りきる食えない男。
したたか、でもどこか憎めない。
失敗もするところが人間臭い。
そんな興味深い人物を、従僕・弥六の視点から描いた逸品。

「猪に乗った男」も味わい深い。
頼朝旗揚げ以来の勇者・仁田四郎忠常。
朴強な鎌倉武士そのもの、北条時政にかわいがられた彼が、
なぜ「謀反」を起こしたとして誅殺されねばならなかったのか。
歴史に埋もれた意外な真実・・・
切なくて何ともやりきれません。

「闇の通い路」、「雨の香り」、「宝治の乱残葉」、
いずれも、北条と反北条の戦いを、「敗者」の観点から描いた短編。
武器を持った者たちの疑心暗鬼という、極めて生き難い時代、鎌倉時代。
そんなhard timesに沈んでいった「敗者」たちの思い、
是非感じとってやってください。

amazon.co.jpでcheck ⇒ 
*ボクが紹介する本には珍しくamazonに新品の在庫×2あります
(2006年9月19日現在)

⇒ 『噂の皇子』のレビュー
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント

この本は、読んだ事がある気がしますが・・・。
内容まではあんまり覚えてません。
でも、永井路子の鎌倉時代は、面白いですよね?

今、図書館で「永井路子歴史小説全集」(とりあえず1~5まで)を取り寄せてもらってます。
長編ばかりだけかもしれませんが・・・。
これで、復習して・・・読めたら、レビュー書いてみます。
[2006/09/20 00:51] URL | かんが #0nrOdZ/U [ 編集 ]


全集ですか!!!
面白い短編、長編ありましたら、是非紹介してください!
また遊びにいかせていただきます。

ボクは今日、ブックオフで
戸部新十郎の日本剣豪譚(戦国編・江戸編)を購入。
近日レビューする予定です。
[2006/09/21 21:04] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


今までに、3巻までレビュー書きました。
暇ができたら見に来てくださいね。^^
[2006/09/28 20:39] URL | かんが #0nrOdZ/U [ 編集 ]


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