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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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HANA-BI
★★★★☆
監督:北野武 公開年:1998年
出演:ビートたけし、岸本加世子、大杉蓮ほか

凶悪犯の張り込みの最中に親友で同僚の堀部の好意に甘え、
数カ月前に幼い子供を亡くし
失意のまま体調を崩していた妻・美幸を病院に見舞った西は、
そこで妻が不治の病で助からないことを聞かされる。
ショックを受ける西。
だがそんな彼に、更に堀部が犯人の凶弾に倒れたとの連絡が入った。
その後、犯人は別の場所で発見されるも、
逮捕へのあせりから西は失態を演じ、後輩の田中が命を落としてしまう。
(goo映画より)


北野版「愛の逃避行」
ヤクザの血の雨を降らせ、行き着く先は・・・
予想外にイイ映画です。
暴力と愛という強烈なスパイスが散りばめられていますが、
一番胸を打ったのは、堀部の人生との対比。

西は、子供の突然の死、妻の不治の病から人生を狂わせ、
銀行強盗&逃避行という実社会での破綻へと突き進んでいきます。
愛の逃避行の果てには破滅が待っているわけです。

一方、堀部は、妻・子とのすれ違いという家庭の崩壊に加え、
張り込み中の負傷&退職で全てを失います。
最底辺の生活に、人としての尊厳すら失い自殺を図る堀部。
しかし、彼を救ったのは、西が贈った画材でした。。。
ペンと画用紙から見事な絵を生み出す堀部。
まさに死と再生の物語です。ただ絶望的な孤独からは逃れきれません。

結果としてどちらが幸せなのか。
パッと咲いてキレイに終わるのは、西の生きざま。
あがいてもがいて、孤独の中で素晴らしい絵を生み出すのは堀部。

手放しの純愛バンザイ物語でなく、
孤独の中で悪戦苦闘して芸術を生み出す堀部を登場させることで、
映画全体に深みが出てます。
二人で最期まで辿り着く事が幸せなのか、
独りで自らの内奥にある芸術に辿り着くことが幸せなのか。

うーーん、北野武ってやっぱスゴイのかも。
と思わせてくれた逸品。
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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