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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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初恋温泉(by吉田修一)
★★☆☆☆
著者:吉田修一 出版社:集英社
定価:1365円 出版年月:2006年6月 ボリューム:204P

温泉に泊まる5組の男女の恋愛小説集。
突然妻に別れ話を切り出され、とまどう夫。
雪の一軒宿の謎めいたカップル。
初めて恋人と温泉旅館に泊まる高校生。
熱海・青荷・黒川ほか、
日常を少し離れた温泉宿で繰り広げられる男と女の風景。
(amazon.co.jpより)


温泉に浮かび上がるのは、湯の花ではなく日頃積もった思い・・・
温泉旅行、
都会を離れ、のんびり心も体もリフレッシュ!
非日常と言っても、日常を切り離して別世界に遊ぶともいかないわけで、
行く直前の暮らし、一緒に行く人との関係、
いろいろな日常に規律されます。

努力して努力して、思い描いた暮らしを実現したはずなのに
一番大切なピースだけが欠けていた「初恋温泉」

ぺらぺらぺらぺら、のべつまくなし喋り続けるカップルが
静けさの価値を知る「白雪温泉」

京都の温泉宿へ不倫旅行、そこはかとなく漂う虚しさが印象的な
「ためらいの湯」

友達も無くすほど一生懸命な保険外交員、
妻と来るはずだったリゾートホテルに彼が一人でいるわけは。
吹きぬける風が印象的な「風来温泉」
非日常を求めながら、
偶然知り合った化粧品会社社長に保険のセールスをしてしまう。
こんなときなのに・・・
人間の怖さというか、切り離せない日常の怖さ。

「男というものは」
「女というものは」
を高校生カップルのやりとりで見事に描き出してしまった「純情温泉」
うーん、「一途」って何なんでしょうね。

温泉に行くという一つの機会をきっかけに浮かんできてしまう、
日頃気づかなかったこと、
気づいてたのに知らんふりしていたこと・・・

楽しいはずなのに、切ないね。

☆この作品を紹介しているブログ☆
それでも本を読むさん
31ct.読書部屋さん

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

コメント

こんにちわTBどうもありがとうございました^^*
普段言えない事や感じない事を、地味に「温泉」を介して表現する吉田さんの心意気を感じられる作品でした。まったりしていて私はなかなか好きです。
是非「悪人」も読んでみて下さいね。この本とは違った緊張感のあるストーリーを楽しむ事が出来ると思います。
[2007/06/24 18:14] URL | るい #ZQHR2uUw [ 編集 ]


コメント&TBありがとうございます。

体がリラックスしちゃうと、心もくつろごうと普段言えなかった事、気づかなかった事が出てきてしまうのでしょうか。
何だか着眼の面白い短編集ですよね。

『悪人』も今度、図書館で探してみます。
[2007/06/28 08:05] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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「初恋温泉」 吉田修一

初恋温泉 著者:吉田 修一販売元:集英社Amazon.co.jpで詳細を確認する 待ちきれなくて買ってしまいました、吉田さん。タイトルが絶妙な響きがあって、とても好きです(笑)内容はタイトル通り、温
[2007/06/24 18:09] 31ct.読書部屋

w)やっぱ温泉物語

吉田 修一 初恋温泉 出会った瞬間、一目惚れ!というのが、この本の装丁。まさに、温泉そのもの。ちょっとバスクリンを入れたような緑色が、それでも目に優しくて…。タイトルの温泉と恋という文字が気に入った。優しく包み込んでくれるような物語に、
[2007/07/15 01:41] 酔芙蓉に恋をして

初恋温泉<吉田修一>-(本:2007年162冊目)-

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