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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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肝盗村鬼譚(by朝松健)
★★☆☆☆
著者:朝松健 出版社:角川書店(ホラー文庫)
定価:600円 出版年月:1996年12月 ボリューム:338P

肝盗村
―北海道の片隅に位置する寒村でありながら、
夜鷹山万角寺という根本義真言宗唯一の寺院と、
古考学界の七不思議といわれる謎の遺跡を有する秘境である。
城南大の宗教学者・牧上文弥はこの万角寺に生まれ育ったが、
淫逸な父とこの地の風土風習を忌み嫌い22年前に上京して以来、
故郷の記憶を封印していた。
だが、父危篤の知らせを受け帰省を決めた途端、
文弥の周囲には不可思議な出来事が…?!
日本古来の恐怖を巧みな筆致で描き出す書き下ろし長編小説。
(amazon.co.jpより)


哀しい哉、
如来の実語は耳に逆らえて信じ難く、
邪人の謀説は心に染りて深く執す。
これ前業の然しむ所なり。
邪流不可開、邪流不可開。
南無大師遍照金剛。
(本書 p.165より)

邪流不可開。
決して開けてはならぬ、抗し抜かねばならぬ悪鬼の奔流。
その源にあるのは・・・
知性をもった蟹、虫、鱗に覆われた奇怪な魚人・・・
彼らを現世に解き放つことだけは避けなければならない。

それなのに
徐々に徐々に現世へと押し上げられる石の蓋・・・

クトゥルー・ホラーの大御所が、
クトゥルーと日本の土俗を融合させた逸品。
土俗と言いつつも、
根本義真言宗という立川流の流れを組むカルトも登場。

こういう「理論」的背景を持ったホラー、
「理論」が「世界」を作り、その「世界」にはまった読者は逃げられない。
シンプルなスプラッターとは別種の恐怖があると思います。

開けてはならない地獄の扉を開けようとする牧上蓮観、
阻止しようとする高野の秘密部隊。
そして、望まぬままに事件に巻き込まれていく主人公。

うーーん、途中まではかなりイイ感じでしたが、
あのエンディングとは。。。
今までの物語は何だったんだって感じやな。

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テーマ:ファンタジー小説 - ジャンル:本・雑誌

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