ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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天下の旗に叛いて(by南原幹雄)
★★★☆☆
著者:南原幹雄 出版社:新潮社(文庫版あり)
文庫⇒定価:480円 出版年月:1992年9月 ボリューム:345P

室町幕府に抗して滅ぼされた4代目鎌倉公方足利持氏の遺児たちは
幕府軍に追われる流浪の身となっていた。
下総国の豪族結城氏朝、持朝父子は
義によってこのかつての主君の子を擁し、天下に叛旗を翻す。
押し寄せる十万余の大軍を相手に、
わずか一万の軍勢は果敢に戦い続けた。
室町時代中期、関東を揺るがせた大いなる叛乱。
戦場に展開するさまざまな人間模様を描く歴史長編。
(文庫裏表紙より)


どんなに良くたって信じきれないね
そんな時だって傍にいるから
君という光が私を見つける真夜中に

(宇多田ヒカル 光より)
義によって立つ!

鎌倉公方討伐の余勢を駆って押し寄せる大軍10万、味方は1万。
立てこもるは結城城。
「城」とは言っても、戦国時代後期~のような天守閣や石垣は無し。
当然、鉄砲も無し。
湿潤な平野という天然の防壁を頼みに戦い続ける結城の武者達。
まさに「武士は関東」の言葉に恥じぬ、
見事なまでの戦いぶり。

そして、結城の武者たち、いや武士というものを貫くアンビヴァレント。
死に急ぎ・生き急ぎに堪えきれぬ憧憬を抱きつつ、
その憧憬は敗北、御家の断絶を招く。
矛盾に挟まれ、
結城の武者達が選んだのは、義によって立つこと、すなわち死に急ぐこと。
しかし、彼らもただでは死なない。
敗北を避けるため、打てるだけの手は打つ。

彼らが援軍を期待する相模の有力者・大山氏の奇怪な動き。
そして、10万の大軍を追い返す為、京にまで伸ばした計略の網。
赤松満祐が絡むとなれば、もうお分かりか。

結末は分かりすぎるほど分かっている戦い、
武士たちがいかに意地を通し、筋を通し、散っていったか。
それを見届ける事に意味がある。

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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント

南原幹雄さんと言うと、「謀将 山本勘助」を読んで、あまりの設定にのけぞった覚えがあるんです・・・。
http://kanga.jugem.cc/?eid=347

それ以来、何だか苦手なんです。

以前、この作家の室町時代を扱った作品をyoshiさんが絶賛されていたので、ちょっと興味を覚えたんです。

また読む本がなくなったら、探してみますね。
[2007/07/09 07:06] URL | かんが #0nrOdZ/U [ 編集 ]


山本勘助が信長の軍師ですか!
スゴイ想像力ですね。

この作品は、そんな「無茶苦茶」は無いと思います。
ただ、マニアックな設定過ぎて細かいところが分からない
⇒実はとんでもない設定が・・・
ということなのかもしれませんけど(笑)

あと、室町時代を描いた作品って『室町抄』だと思うんですが、作者は南條範夫です。

名前が似てて図書館なんかでもごっちゃになってます。
[2007/07/09 20:48] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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物語は日露戦争直前における2人の指揮官のあり方。ほぼノンフィクションです。1人はエリート出身、1人は現場の叩き上げ。そして終末はどちらかがほぼ全滅してしまう。物語としても非常に面白いが、経営戦略としても非常に興味深い。長年にわたる気象庁勤務と、登山家と...
[2007/12/28 10:03] もえのblog

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