★★★★☆ 著者:奥瀬サキ・志水アキ 出版社:幻冬社 定価:620円 出版年月:2007年3月
最愛の菊璃との別れに 名残を惜しむ間もなく夕介は砌を討つために動き出す! ついに迎えた最終局面、その運命の行方は如何に・・・! (amazon.co.jpより)
首相を殺し、東京の闇を支配し、 とどまるところを知らぬ吸血鬼・夜刀の神たち。 彼らと人のバランスが崩れ、幕を開ける新世界。 人でありながら、夜刀の神の支援者であり続けた男・赤井。 彼に導かれるように四国の山の中を進む刑事たち。 その前に立ちはだかる峅杷・・・ そして、警視庁きっての剣の達人・久米との再戦
山を切り天地を鳴動させる力を持つに至った二人。 現実世界の破壊を避ける為、 「久遠であり刹那である空間」で決着をはかる。 彼らが選んだ、予想もつかぬ方法とは・・・
(血が繋がらぬとは言え)妹に叶わぬ思いを抱き続けた久米、 女性を愛すことができなかった峅杷、 夜刀の神云々を除いても、道から外れた存在であった両者。 その二人が現実世界を揺るがす力を手にし、 相互に干渉することで変化していく。 その変化とは、 常に許しきれぬ思いを抱いてきた自らの受容なのかもしれません。
そして、明らかになっていく夜刀の神と人間の因縁。 峅杷が夜刀の神となった経緯も・・・
相変わらずのテンポのよさで話を運びつつ、 遂に最終章も中盤へ。 全ての物語にけりがつくまで、あと少し。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:本・雑誌
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