★★★☆☆ 著者:岩明均 出版社:講談社 定価:560円 出版年月:2007年7月
比較的限られた区域に、 いくつかの史実の断片が、 あたかもパズルの答えが導き出されるのを 待つかのように配置されていたりする。 しかし偶然と見るほかはない。 歴史の登場人物も記録者たちも誰も、 「仕掛けた」わけなどあろうはずもなく。 (裏表紙)
1年半ぶり4巻。 ボアの村でエウメネスが手に入れた久方ぶりの平穏。 忍び寄る黒い影。 水に恵まれた豊かな村を侵したい、町の権力者の魔手。
無敗を誇るギリシアの歩兵戦術。 守る村側にはロクな武器もありはしない。 ここで輝くのがエウメネスの知恵。
「蛮族」スキタイの血を引きながら思い描くのは、 ギリシア最高の知将、誰よりも狡猾な王オデュッセウス。
そして物語は1巻冒頭へと繋がる。 螺旋階段を一回りというところか。 これから、アレキサンダーらが本格的に登場してくるのか。 アリストテレスはどう絡んでくるのか。
焦らしつつ5巻へ。 また1年以上待たされるのか・・・
amazon.co.jpでcheck! ⇒
スポンサーサイト
テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌
|