★★★★☆ 監督:北野武
母を探す少年と中年男との旅を描いた 北野武監督によるロードムービー。 これまでの北野作品とは一転、 鋭利なバイオレンス描写を排し、 ヒューマン・タッチの温かな作品に仕上がっている。 ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子共演。 祖母と暮らす小学3年生の正男は、 夏休みを利用して 写真でしか見たことのない母に会いにゆく事を決意。 そんな正男を心配した近所の主婦は、 無職でブラブラしている自分の夫・菊次郎を同行させる。 嫌々引き受けた菊次郎は、少年との旅も右往左往でいい加減。 だがそんな2人の間にもやがて交流が生まれ、 ついに正男の母と対面の時を迎えるが・・・。 (yahoo.moviesより)
暴力描写が殆ど無いたけし映画。 99年カンヌ国際映画祭出品作。 たけし演じる遊び人?やくざ?が母を訪ねる子供の旅に同行する。 子供と一緒に競輪場へ行くシーン、母親の家の前でのやりとりなど、 名作の予感あり。
倣岸でむちゃくちゃなおじちゃんが時折見せる情けなさ。 盲人のふりして車を止めようとするシーンは笑ったな。 らっきょの暴走も面白い。 久石譲の音楽は最高。今度CD買いに行こっと。
ただ、天使の鈴が降ってくる場面や、 星空に重なる仮装したたけし軍団・・・
ビミョー。 正直言って安っぽい。 カンヌの審査員&audienceもリアクションに困っただろうな。
子役ももうちょっと可愛げのある子だったらな・・・ いろいろな意味で惜しい映画です。
⇒ 映画の目次へ。
スポンサーサイト
テーマ:邦画 - ジャンル:映画
|