★★★★★ メーカー:コーエー 発売年月:2007年8月
2004年に発売され好評を拍した タクティカルアクションゲーム「戦国無双」の続編。 群がりくる敵を豊富なアクションで薙ぎ倒せ! 新たな戦場は、「関ヶ原」。 徳川家康や石田三成など、関ヶ原を象徴する武将が新たに参戦。 騎馬軍団や長槍隊など戦国時代ならではの兵種も登場する。 攻城戦と野戦がシームレスとなったことで、戦略性も向上。 深く描かれた一人一人のストーリーは充実。 固有の特殊技を駆使して、それぞれの天下無双を目指そう。 (amazon.co.jpより)
夢も希望も無い、ダメ中高生だった僕は、 夏休みともなると外にも出ず家でゲームをやり狂ってました。 飯も食わず、睡眠時間も後ろ倒しに、 それでもやるゲーム、ゲーム、ゲーム。 主に、RPGとかシュミレーションをやっていたような。
そこまでの熱狂はもうありませんが、 久しぶりに楽しめた1本。
基本的に出来の良かった前作のシステムを改良。 一番嬉しかったのが、野戦・城内戦が一体化したこと。 前作の迷路のような城内戦はかなり面倒でしたが、 今回はかなりスピーディ。
ただ、何といっても光るのはきっちりしたストーリーです。 きちんと物語に軸がある。 関ヶ原を舞台にすることで、 石田・直江・真田vs徳川という二項対立がクリアに浮かび出されます。 石田らの「義」と徳川の「平和」、 二つの価値の追求、衝突が巧く描かれてます。
数の論理で天下を獲った秀吉。 それを間近で見てきた石田三成は、 いつしか数の論理の行き付く果てに疑問を抱くようになります。 そこに「義」という解決策を呈示する直江兼続と真田幸村。
対して、三方ヶ原で己の軍略の未熟から信玄に決定的な敗北を喫し、 死線をさまよった家康。 何とか助かったものの、代償は数多の忠臣の死。 そこから人の死なない平和を着実に築いていくという夢が生まれます。
双方とも理があり、深い思いもある。 どちらが正しいという問題ではありません。 しかし、家康から見れば三成らの「義」は人の命を軽視した理想論。 三成らから見れば家康は大義を無視し、利得で人を集める卑劣漢。 相容れないわけです。 だからドラマが生まれる。
しかも、ムービーが良くできてるんですね。 画像は綺麗だし、セリフもかっこいい。 「ざっと済みたり」 家康が晩年に残したとされる言葉ですが、使い方が巧い!
島左近、本多忠勝、服部半蔵など、メインストーリーに絡む武将と、 島津義弘、明智光秀、風魔小太郎、お市など独自のストーリーを持つ武将。 どのシナリオもプレイし尽くしたい! うーーん、久しぶりに楽しめるゲームに出遭いました!
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テーマ:戦国無双2猛将伝 - ジャンル:ゲーム
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