★★★☆☆ 著者:山田風太郎 出版社:講談社(文庫) 定価:600円 出版年月:1999年3月
秀頼の胤を身籠る信濃くノ一衆VS伊賀忍者の争闘
大阪夏の陣、落城前夜に救出された千姫とその侍女たち。 智将真田幸村はそのなかに秀頼の落とし胤を身籠る 5人の女忍者を潜ませていた。 それを知った家康は、 「子が生まれる前に始末せよ」と密命を伊賀忍者に下す。 子を宿しながら迎え討つ、くノ一、5人衆に危機迫る! 忍法帖ブームの際に頂点をなした傑作。 (amazon.co.jpより)
くっだらねぇ! ばっかじゃねぇの! 言ってしまえば、それまで。 しかし・・・
忍法「筒涸らし」 忍法「天女貝」 忍法「鞘男」・・・ 名前から、なんとなーく趣旨が連想できそうな下ネタ忍法。 びっくりしたのは、○○で男を「食う」、最後の信濃忍法。 ガクガクぶるぶる・・・
単なるお下劣で済まないのが山田風太郎。 徳川vs豊臣という一本の幹が物語を支えます。 そして、坂崎出羽守、春日局といった実在の人物の有名エピソードの数々、 枝の役目を果たします。 すると、エロティック忍法は葉か、花か。
秀頼の胤を孕んだくのいちの死闘、 見事に淫華を咲かせてます。
そして、衝撃というか圧巻というか、 驚天動地のラスト。 うーーん、見事なオチまでついちゃってます。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌
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