評価:★★☆☆☆
著者:北森鴻 出版社:新潮社(文庫版あり) 文庫⇒定価:540円 出版年月:2003年1月
“異端の民俗学者”蓮丈那智。 彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。 ある寒村で死者が相次いでいるという。 それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。 暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する… 那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、 怪事件の全貌が明らかになる。 本邦初、民俗学ミステリー。全五編。 (amazon.co.jpより)
職業は民俗学者、やってることは探偵。 その名は名探偵那智! すごく器用な作品です。
異端で美貌の民俗学者・蓮丈那智&おとぼけ助手・ミクニ。 凸凹コンビが民俗学のフィールドワークで事件に遭遇、 那智のずば抜けた頭脳がそれを解決していく。
推理のポイントに地方の因習や、秘められた過去、秘仏が絡む。 しかも、「不帰屋」はじめ、トリックもよく練られてます。
ただ、面白い要素を計算し尽くして盛り込んでるのに、 何か物足りなさが残ります。。。
1巻だけでは、キャラクターの個性を深くつかみきれていないからでしょうか。
「税所コレクション」も気になるし、 シリーズ次作も読んでみよう。
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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌
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