評価:★★★☆☆ 著者:ふくしま政美(原作:宮崎淳) 出版社:ゴマブックス 定価:1890円 出版年月:2006年11月
神のごとき肉体と精神! 想像を絶するスーパーヒーローここに誕生! ある時、目覚めた美しい男。 しかし男は自分が何者かわからない。一体ここはどこなのか? 男は人間を探してさまよい、ある都市にたどり着いたが、 その都市は「人間」で作られており、人の姿はなかった…。 キング・オブ・カルト降臨!! 70年代肉弾劇画の最高峰、遂に復活!
まさに怪作!
冒頭、花畑で目覚める、すっぱだかの筋肉男。 名前も出自も分からない。 自分はどこから来たのか、どこへ行くのか。 まさにニュートラルの状態。
面白いのは、失われた記憶を取り戻すのではなく、 真っ白な自分を色で染め上げていくところ。
人が自分に色をつけるとすれば、 それはもう、他の人と接触し、コミュニケーションを持つことによるしかないわけで。
マッスルも、人間城城主、巨人王など、 ぶっ飛んだ人々(?)との交流を通じ、自分を定義していきます。
それにしても、一度見たら忘れられない筋肉描写、 セリフより絵で語るとばかりのダイナミックな構図。
まさに物議をかもす怪作。 とりあえず、一見しておく価値はあり。
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テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌
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