ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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関ヶ原(by司馬遼太郎)
評価:★★★★★
著者:司馬遼太郎 出版社:新潮社(文庫)
文庫(上巻)⇒定価:740円 出版年月:1974年6月

東西両軍の兵力じつに十数万、
日本国内における古今最大の戦闘となった
この天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、
己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。
秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、
豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか。
(文庫上巻裏表紙)


明治期にプロイセンからやってきた軍事顧問メッケル少佐、
関ヶ原の東西両軍の配置を見るなり言ったそうです。
「西軍の勝ち。負けるわけが無い。」




          


関ヶ原における布陣、大谷吉継や島左近の奮闘と戦術レベルで圧倒。
上杉征伐で家康を東北に引き付け関西で挙兵した三成が背後から討つと戦略レベルでも圧倒。
まさに負けるわけがない西軍。

しかし、現実には、10数万の会戦は1日で決着、東軍の勝利に終わり、
1603年には家康の手で江戸幕府が開かれるわけで。

なぜ西軍は負けたのか。
関ヶ原当日に至る過程を、家康・三成のパーソナリティを基点に分析し、
見事に解き明かしたのが本書。

司馬が描く三成は「観念の人」。
自分が立てた豊臣への忠誠という規範に縛られ、
当然他人もそれにしたがって動くと信じてしまう。

かたや家康は、人間の表も裏も知り尽くした古だぬき。
武将たちが何を欲しているのか、どう突けば動くのか、
福島正則も加藤清正も、彼の手の上で踊る哀れな人形にすぎません。
最終的には、敵の大将である三成すら・・・

必勝の布陣をしきながら、負けるべくして負けた西軍。
人間の機微が詰まりに詰まった作品。
やはり司馬遼太郎は何度読んでも勉強になります。

   
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

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