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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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安全神話崩壊のパラドックス-治安の法社会学(by河合幹雄)
著者:河合幹雄 出版社:岩波書店
定価:3675円 出版年月:2004年8月

「日本は犯罪の少ない安全な社会である」という安全神話が揺らぎつつある。
しかしはたして、犯罪が増加し、凶悪化が進んでいるという認識は正しいのか。
著者は、統計資料の徹底的な読み込みを通してわが国の犯罪状況を分析し、
近年の通説が現実を正しく反映していないことを考証。
なぜそのような言説が一般的にまかり通ることになったのか、
その背景と言説自体がもつ意味を明らかにしたうえで、
欧米社会との比較考察をも加えつつ、今後の社会変化と法状況の将来を展望する。
法とは何かを問うことを通して、
わが国における司法制度や社会関係のあるべき姿について考察した、
気鋭の法社会学者による刺激的な問題提起である。
(amazon.co.jpより)


著者は、文化庁長官まで務めた河合隼雄の息子。
ただ、社会分析には、親の七光りだけでない切れ味あり。






大学、大学院の講義、公務員の研修、新入社員研修、
いろんなところで河合幹雄の話を聞いたことがある人がいるはず。

「治安」という、多くの人が高い関心を持ち、
誰でも何かしら意見のある分野。
政治には興味ないって人でも自分の身の周りの安全には興味あるはず。

日本の治安については、ひたすら悪化の叫ばれる日々ですが、
果たして、本当に治安は「悪化」しているのか?

本書は三部構成。
一部では、あくまで公刊資料に立脚しつつ、統計のトリックを暴きだす。
二部では、本当は危険があったはずなのに「安全神話」が成立した背景を明らかに。
三部では、今後の日本社会でどのように治安と向き合っていくかを提言。

資料の分析の仕方から、エリート教育論まで、
話題は拡散しつつ、主題ははずさず。

専門書だろ?って敬遠する人もいるかもしれませんが、
用語・文体はきわめて平易。
一読の価値ありのマジメ本。
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テーマ:マジメ本 - ジャンル:本・雑誌

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