評価:★★★★☆ 監督:渡部武彦 製作年度:2009年 出演:古田新太、松雪泰子、森山未来、江口洋介、川平慈英、 濱田マリ、北大路欣也ほか
役人・岩倉左門字(江口洋介)に捕えられ、 釜ゆでの刑に処された大泥棒・石川五右衛門(古田新太)。 実は、その葬儀を仕切る真砂のお竜(松雪泰子)の手引きで生き延び、 南の果てにあるという神秘の石“月生石”を求めて船出する。 しかし、彼らを追う左門字もろとも猛烈な暴風雨に襲われた五右衛門たちは、 南の島に流れ着き……。 (yahoo!映画より)
ゲキ×シネ、待望の新作☆ ゲキ×シネとは、 舞台で演じられた芝居をデジタル処理して映画で見せる試み。 劇団☆新感線というグループが中心。
一昨年、「朧の森に棲む鬼」でそのすばらしさに魅せられ、 本作も映画館へ。
一言で言えば、期待にたがわぬ出来。
古田新太ら、安定感ある新感線のメンバーに加え、 森山未来、江口洋介、さらには大御所・北大路欣也。 そして、松雪泰子・・・ きれいすぎる・・・
本作は活劇ということで、エンターテイメント重視のようだけど、 「考えないこと」について考えさせられた。
五右衛門を追うという任務に縛られた左門字、 母の仇を討つという運命に縛られたカルマ王子、 彼ら、「考えない人」たちが、 ある理由から(物理的に)考えられなくなったホッタル族と出会う。
マイナスに特大のマイナスをぶつけて生まれる作用とは。。。
そして、「考えないこと」の対極にあるのが、盗賊や「自由」なわけで。 とびきりの盗賊とでも言うべきクガイが、 考えることの弊を説き、恐怖の支配を敷く・・・
なんとも難しい構造。
キャストの中で気になったのは川平慈英。 イスパニアの死の商人を怪演。 タップダンスまで披露してます。
次回作はどんな試みを魅せてくれるのか。 今から楽しみ☆
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