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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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徳川幕閣盛衰記 失脚(4)吉宗独裁(by笹沢左保)
評価:★★★☆☆
著者:笹沢左保 出版社:祥伝社
定価:1680円 発売年月:1996年3月

六代将軍家宣の登場により、
御側御用人・間部詮房、儒学者・新井白石が新権力者として台頭した。
二人は、綱吉・柳沢色を一掃すべく改革に着手。
「正徳の治」を推進する家宣は、三年余で倒れるが、
二人は七代将軍となった幼い家継の後見人として幕政を牛耳った。
だが、
幼い将軍を操る二人に対して保守派・旧勢力の反撃が開始され、対立は頂点に達した。
やがて新将軍擁立を巡る暗闘の最中、家継が急死、
ついに白石嫌いで鳴る徳川中興の祖、八代将軍吉宗が誕生した…
権力抗争を人間ドラマとして描く笹沢史観の傑作第四弾。
(amazon.co.jpより)


俗に「徳川300年」と言いますが、
江戸幕府創設が1603年、大政奉還が1867年ですから、
正確には江戸時代は260年あまり。
吉宗の治世はその折り返し地点というべきか。






前半は、6代将軍・家宣のもとでの新井白石の政治。
と言っても、幕府内部の確執からか、
白石の提言であってもなかなか採用されなかったとか。

そして、将軍後継をめぐる大奥内の対立。
天英院(家宣の正室)と月光院(家宣の側室・家継生母)の対立に、
間部詮房が絡み、さらには絵島生島事件へ。
映画「大奥」でも描かれた人間ドラマです。

後半は吉宗の治世。
この吉宗、将軍になるまでに、
7代将軍・家継、尾張家当主・徳川吉通、その子・五郎太、
紀州家当主・徳川綱教、同じく徳川頼職、
と5人もの若死を経ています。
まさに死神。
吉宗による暗殺説を主張する人もいるくらい。

この吉宗の人材運用というのが、徹底的に冷淡。
役に立つ人材は登用するが、
用済みとなれば容赦なく捨てる。
登用しても、権限は与えるが、権力は与えない。
まさに将軍独裁というべきでしょう。
幕閣は吉宗の手足に過ぎず。

強権の独裁者・吉宗のもとでの、
家綱・綱吉・家宣時代とは一風変わった幕閣ストーリー。
次巻はいよいよ田沼時代へ。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

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