評価:★★★★★ 著者:福井晴敏 出版社:講談社(文庫あり 全2巻) 文庫(講談社)上⇒定価:730円 出版年月:2002年7月 ボリューム:552P 文庫(講談社)下⇒定価:730円 出版年月:2002年7月 ボリューム:364P
在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。 最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、 真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。 交わるはずのない男たちの人生が交錯し、 ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、 日本にもたらす恐怖とは。 日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説の傑作。 (amazon.co.jpより)
石破茂元防衛庁長官が、防衛庁キャリア官僚必読の書とした本だそうです。
映画やマンガにもなってるし、 この本が凄まじく面白いのは衆議の一致するところ。
特に巧みなのは、 全ての世代に感情移入可能なキャラクターを用意している点。
中高年男性には艦長、 30代~40代男性には渥美や千石、 10代~20代男性には如月。
如月を憂い溢れるイケメンに設定することで、女性読者も惹きつける。
国防、国家に関わる記述が正直なところ鬱陶しく感じられることもあったが、 エンターテイメント作品としては超弩級。
⇒ 『6ステイン』のレビューへ。
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