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ねぶかどねざる
独断と偏見に基づき、小説やマンガ、ゲームをぶった斬るブログ。               ★の数で評価(最大5つ)。オススメやコメントよろしく
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聚楽 太閤の錬金窟(by宇月原晴明)
★★★★★
著者:宇月原晴明 出版社:新潮社(文庫版あり)
文庫(新潮)⇒定価:940円 出版年月:2005年9月 ボリューム:763P

秀吉の天下統一もなって数年。
「殺生関白」秀次は、
異端の伴天連ポステルと聚楽第に巨大な錬金窟を作りあげ、
夜ごとの秘儀を繰り広げていた。
京洛の地下に隠された謎をめぐって暗躍する家康・三成らの諸侯、
蜂須賀党・服部党の乱破、イエズス会異端審問組織「主の鉄槌」。
秀吉が頑なに守る秘密、そして秀次の企みとは?
権力の野望に魅せられた男たちの狂気を描く、
オカルト満艦飾の戦国絵巻。
(文庫裏表紙より)


殺生関白、シャルル・ペローの『青ひげ』、
ジル・ド・レとジャンヌ・ダルク、オートマタ、
グノーシスにホムンクルス・・・
東西の伝奇をごった煮に宇月原ワールド炸裂

錬金術や異端が好きな人にはたまらない本。
ボクも、単行本で読んでいたにも関わらず、
文庫本を買ってしまいました。

迫力満点、圧倒的な色彩感をもって描かれる異端の秘儀。
曾呂利新左衛門VS服部忍群の忍術アクション。
服部の忍びたちが虚無感というか、無常というか、良い味出してます。
長銃やゴーレム、オートマタを使いこなすバテレン忍びたちも侮れず。
そして、豊臣秀次の出自に秘められた謎・・・

何より、
秀吉、家康の脳裏に焼きついて離れない万松寺、信長との出逢い。
こぼれる笑顔、かぶりつく冷瓜。
キラキラ光る黄金時代。
聚楽第より黄金の茶室より、この時代の輝きが一番まぶしい。
信長という光を失い、醜く老いていく秀吉。
ちょっぴり哀しい。
人の出逢いは一瞬にして永遠なのかもしれません

前作『信長 戴冠せるアンドロギュヌス』を読むと、
俄然面白さが増すはず。

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テーマ:ファンタジー小説 - ジャンル:本・雑誌

コメント
夢中になれる本
TBありがとうございました。
初めて「信長 戴冠せるアンドロギュヌス」を読んだときは、久々に面白い本を読んだな~と思いました。
東西の伝記をごった煮というのは、まさに言いえてますね。
次に、「聚楽」を読むつもりなので、ますます楽しみになりました。
ありがとうございました。
[2005/10/22 23:21] URL | 明るい仙人 #- [ 編集 ]

キラキラヒカル
万松寺での出逢い、
秀吉にとっても家康にとってもキラキラヒカル青春の思い出。
信長にしたがって戦う充実の日々。
そして、信長死後の老残・・・
この作者の書く秀吉ってスゴイ魅力的ですよね。

新作が待ち遠しいです。
[2005/10/23 10:36] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


TBありがとうございます!
ポステルが錬金術に手を染めていたかは分かりませんが、とても興味深い人物ですね。
[2005/11/26 23:52] URL | Megurigami #- [ 編集 ]


Megurigamiさん、コメントありがとうございます。
ポステルがフランスで切手になっていたなんて・・・
衝撃的でした。
[2005/11/27 18:01] URL | yoshi #sSHoJftA [ 編集 ]


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読書記録-[Nov 21,2005]

聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ)宇月原 晴明 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した前作『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』に続き、本作も戦国時代の日本と西洋文化の融合した世界観で読者を酔わせます。 舞台となるのは本能寺の変での織田信長(1534-1582)の死の後、
[2005/11/26 23:50] Megurigami Nikki

宇月原晴明: 聚楽 太閤の錬金窟

【覚書】★★★★★★☆☆☆☆ 日本の伝奇小説の系譜に、西洋のカルトを注ぎ込んだ作品。題名からは「豊臣秀吉の錬金窟」と読めてしまうが、この錬金窟の真の主は豊臣秀次、秀吉の甥であって、殺生関白といわれた...
[2008/03/29 08:28] 時代小説県歴史小説村

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