★★★★☆ 原作:田中芳樹
宇宙歴796年にして帝国歴489年。 人類は宇宙に進出し、巨大な文明を築いていたが、 決して統一されていたわけではなかった。 専制国家である銀河帝国、そして民主共和制の自由惑星連盟。 広大な銀河を舞台に、 二手にわかれた人類による戦争は150年にも渡って繰り広げられながら、 なおも決着がついていない。 だが、 帝国側にラインハルト、連盟側にヤンという2人の人間が現れることで、 膠着状態に陥っていた戦争は大きな動きを見せ始める。 (amazon.co.jpより)
壮大にして重厚な宇宙ドラマ。 友達に借りて数ヶ月。ようやく本編を見終えました。 少女マンガっぽいキャラクターとは裏腹に、 濃密な政治ドラマにして友情ドラマ。
スーパーマンに統率された専制国家と共和制国家、 どちらが人を幸せにできるのか。 政府から敬遠されながらも共和制に殉じる名将ヤン・ウェンリー。 悲劇の人です。
ラインハルトとキルヒアイス、 ミッターマイヤーとロイエンタールの友情もかっこいいですが、 ボクのお気に入りはオーベルシュタイン。 徹頭徹尾、合理主義。 効率性の男。 同僚からも忌み嫌われる機能主義。 最期は自らの身体をも道具にします。 おそらく彼は、 ポスト・ラインハルトのローエングラム朝に 自らの居場所がないことを知っていたのでしょう。
死に場所を知る男といえばマシェンゴもカッコイイ。 ユリアンにパートナーができ新たな旅を始めるとき、 彼の役割もまた終わりを迎えていたのです・・・
amazonのレビューを見ると、小説の方が面白いらしい。 今度、book offで探してみようっと。
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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック
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