★★★☆☆ 著者:夢枕獏 出版社:実業之日本社 定価:1950円 出版年月:2003年4月 ボリューム:993P
意識が戻ったとき、御門周平は自分が誰だか分からなかった。 しかしどうやら山の中の屋敷に幽閉されているらしい。 その屋敷から脱出した御門を待っていたのは、獰猛な獣の群だった…。 未開の伝承と現代科学との結合が生み出した恐るべき新兵器― 獣化兵との死闘の果てには…。 スーパー伝奇バイオレンス。 (amazon.co.jpより)
究極の生物兵器として身体能力を驚異的に向上させた人間、「独覚兵」。 人なのか獣なのか、記憶もアイデンティティも失った周平。 その悲惨すぎる末路・・・ 戦闘用モンスター「独覚兵」に改造された主人公が、 失った記憶を取り戻し、自らを改造した者たちと対決していく。
ちょっとずつ謎が解きほぐされるので、ページを繰る手が止まらない。
自衛隊の影の部隊(ゾンビストと呼ばれてます)や悪の企業グル-プが登場。 主人公以外の独覚兵も個性的。 日本、オセアニア、メキシコ、展開も激しい。
でも、姉や父の仇を討とうと世界中を旅して回ったあげく、 人間離れした格闘家にブチ殺され、食われてしまう少年って・・・
最近、伊藤勢という人がマンガ化。 読んでみたけど、マンガの方が格段に面白くなりそう。 原作のやりきれないエンディングも含め、どんどん物語を変えて欲しい。
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テーマ:SF - ジャンル:本・雑誌
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